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美術館
…国内、海外
出版社
…芸術、美術

向井潤吉風景画選集 懐かしき日本の風景 全2巻
写真から絵を描く

写真から絵を描くというと、ほとんど反射的に拒否反応が出ます。
訂正します。出る人と出ない人がいます。

絵画教室では、通常デッサンについて対象を良く見ましょう。空間、立体感、物の存在を正しくつかみ表現しましょう。 と念入りに説明しくり返し指導されます。美術予備校でも、美術系大学でも、本職の画家もみな異口同音に言います。 よく見てデッサンをしなさいと。

一方写真をもとに絵を描く人も大勢います。「写真を使うのは当たり前でしょ。 どうしていけないのか理由を知りたいね」と本心思っているようです。
この写真OK派(?)はカメラで取材をし作品に生かします。

イラストレーターは写真を最大限活用します。 漫画、劇画、コミックの世界でも写真を資料として使うのは当然で、その写真をもとにオリジナルコミックの背景が描かれていきます。 OK派にとって主役のキャラクターと背景を分業で作画していくのは当然のことです。

自分で撮った写真だから著作権もパス、スケッチなんかよりよっぽど正確だと主張し、「写実派」と議論がかみ合いません。

それはコミックの業界の話しでしょ。美術の世界ではありえない発想だ、という声もあります。

今美術の世界でも写実絵画を描く人たちの中に写真を参考に描いている人が増えてきてます。 あるいはパソコンのモニター(ディスプレイ)を見ながら描くことは人によっては普通にあることのようです。

ある作家は「参考にしているだけで丸写しにしているわけではない」と言い「五感+先端テクノロジーの融合」だと言います。 別の現代作家は時代の先進技術を使って描くのがリアリズムなのだ。見て見ぬふりは逆に固陋なまやかしだ、フェルメールも初期の原始的なカメラを使ったのだ」と主張します。

日本画家の田中一村の没後、奄美大島のアトリエから多量の写真が見つかってます。
趣味で写真を撮っていたのか、画業に生かした(写真を見て参考にした)のかは分かりません。

東京世田谷に向井潤吉の美術館があります。
消滅する前にと日本中の茅葺屋根のある風景を描いてきた先駆者です。 油彩画作品と同じ角度から撮影された茅葺屋根の写真が残されています。 多くの作家のモチベーションには失われていく風景を絵であれ写真であれ後世に残しておかなくてはという強い使命感があったのだと思います。(芸術・美術とは関係ないと思いますが)


現場で実物を描くことと写真を見て描くことの比較

【メリット】 → 撮影者の技術やカメラの性能によります。
参考にするだけであれば、技法や構図の練習・研究に便利。
多様な題材(テーマ)や不可能なアングルで描ける。
込み入った場所の様子が肉眼より詳細にわかる。
遠方の微妙な明暗や色相も間近にみえる。
現場で描けない時の実物の代用

【デメリット】→ 絵画制作の意義や解釈によります。
実物を見て描く場合よりも受ける情報が極端に少ない。
遠近感が乏しく、実測できない。体感的な季節感、ライブ感が乏しい。
写真のトリミングされた構図、角度(撮影アングル)に縛られる。
写真に写っているものをそのまま再現する危険がある。
誇張や省略がしにくい。
色彩も明度も写真以上に見ること、感じることが難しい。
オリジナリティや著作権に関する問題
山の高さが低く感じるなど裸眼で見た実感との差が大きい。
カメラのレンズにより撮影と肉眼で見た風景は違って見える。

35mmフィルムの一眼レフカメラで、レンズの焦点距離(レンズをズームした距離)を45mmまでズームしたときにファインダーから見える被写体の倍率や画角が、人の目の倍率・画角とほぼ一致するそうです。ちなみに45mmの焦点距離は一眼レフのほとんどの標準レンズのズーム幅でカバーされてます。
(引用:web・教えてgooより抜粋)

まとめとしてあなたはどちらでしょうか?

A、自分の感性を最大限に生かしたいから、スケッチ旅行にカメラを絶対に持っていかない。描くことで現場の記憶が鮮明になる。

B、写真を見て絵を描く時は想像力を全開にして、実景よりもダイナミックで個性的で抒情性もある絵を描く。

画家と写真の関係は個人こじんのの胸の奥深いところでいつまでもくるくる回っている独楽のような物でしょうか。
↑ これでは意味わからないデスネ? m(__)m

sankaku 少しずつ加筆、修正、更新していきます。 …………管理人

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