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技法…水彩中心に
メーカー…国内、海外
美術館…国内、海外
出版社…芸術、美術

水彩紙と画用紙の違いはなんでしょうか?

水彩画は水彩紙に描こう。
ホームセンターや文房具店に行くと「スケッチブック」や「画用紙」を売っています。 表紙のデザインもしゃれていてしかも安価です。

水彩画(透明水彩)を始めるとき、「画用紙」だから絵を描くために作られているだろうとこれらを選ぶ人がいます。

しかし実際に透明水彩絵具で描いてみるとすぐに紙が水を吸いその部分だけが「ふにゃふにゃ」となります。 何度か着色をしていると裏に水がしみだしたり穴が開いてしまうなど、使い勝手が良いとはとても言えません。

水彩紙と画用紙の違い。
水彩紙と画用紙を比較してみると見た目以上に違いがあります。

画用紙は透明水彩の技法には適当ではないです。たとえ厚口でもにじみ止め(ドーサ引き又はサイジングとも言います)をしてないと 水を多目に使う描き方には向きません。

鉛筆やクレヨン、コンテ、パステルなど水を使わない画材なら普通に描けます。(※パステルは専用紙があります)
制作初期段階のエスキース(一番初めの構想、下描き)やクロッキー、ドローイング、デッサンなどに使われるなら問題はありません。 もちろん百均の「お絵かき帳」でもよいです。エスキースなら質より量です。

水彩紙の特徴
水彩紙には「にじみ」や「ぼかし」を生かすために先に記したサイジング(にじみ止め)の強弱、中性紙、 プレスの目の密度、表面の強度、坪量(1m2当たりの重さ)、原料などに特徴がありこれらが作品の仕上がりを左右します。

画用紙か水彩紙のおおよその見分け方は表紙や扉に「Watercolor」となっていればそれは水彩紙のことです。
実際に着色してみると「画用紙」とは使用感が全く違う別物です。

初めて水彩画を描く人が「最高級水彩紙」と言われるアルシュ紙を使っても思うようにいかないでしょう。 かといって「画用紙」ではたっぷりの水を使う透明水彩の良さを生かし切れません。

水彩紙の価格
価格もだいぶ違います。例えばラングトンF6 12枚綴り 300g パルプ100%で3,000円くらい。 文房具屋さんにある「F6 20枚綴りのスケッチブック」は500円くらいと大きく開きがあります。

価格的にも扱い易さでもお勧めはF6スケッチブックで価格は2000円くらい。重さは200g/m2くらいの中目。慣れてきたらW&Nのコットマンやワトソン紙などいろいろ試すのが一番です。

画用紙に市販されているドーサ液を自分で塗れば水彩紙と同じになるかというと 紙自体の強度がない事と、ムラになりがちなので水彩紙と同じ描き心地は得られません。 更にシボ(デコボコ)も丁寧にエンボス加工されている訳ではないので絵の具の広がりも具合も劣ります。

水彩紙の種類
水彩紙の種類は数えきれないほどあります。選ぶのに苦労します。形状では一般的なリング綴じ、四方を糊で固めたブロック。一枚売りのシート、大作用のロールなどがあります。水張りをしなくてもよい水彩ボードもあります。サイズの規格ではSM(サムホール)以外ほとんどのスケッチブックは縦横比Fサイズです。他にM、P、S、LS(ランドスケープ)などがあります。 原料はパルプ、コットン、ケナフ、竹など近年多様化しています。


このWebサイトで水彩画(Watercolor)と言っているときは、すべて透明水彩絵具のことを記しています。
不透明水彩絵の具は「ガッシュ」です。

sankaku 少しずつ加筆、修正、更新していきます。 …………管理人

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