水彩画用語集 下描きについて

下描きについて

透明水彩画は着色する前に鉛筆で軽くデッサンをします。他の画材、油彩画も、パステル画さえも鉛筆で下描きをします。

この描き方は日本独自の方法で、水彩画発祥のイギリスや水彩画が広く盛んに発達したアメリカなどでは、直接筆で描いていきます。（ プリマ描き・直描きと言います）

アルウィン・クローショーという水彩画家はこの「鉛筆下描き」をします。イギリス生まれでアメリカに住み、日本に来ては絵を教えてます。

鉛筆での下描きは輪郭を線で描き、その後着色するという「塗り絵」的な描法になり勝ちです。

透明水彩の美しさを出すために、着色は下描きとは別に色でもう一度描くくらいの筆運びが軽快な仕上がりになります。

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