色鉛筆が大変貌してました。
色鉛筆には顔料とメヂィウムとして蝋(ロウ=ワックス)が使われています。
描き具合は薄めのおとなしい色で画肌はツルツルテカテカという印象でした。
私はテカテカにしたくないのでザックリと描くと更に薄く弱くなるのでつい出番の少ないない画材になっています。
色鉛筆とはそう言うものだと長い間思い高級品もあるようですが印象は同じでした。
数年前から画材屋さんの店頭に水溶性色鉛筆が現れてきました。水彩色鉛筆とも言います。
水に溶ける色鉛筆とはどういったものでしょう?
初めて水溶性色鉛筆を使ったときの強い印象は、水に溶かす前の色の濃さと感触の柔らかさでした。
これはなかなかと思い、つぎに水筆でなぞるとサッと溶けビックリ。
くっきり色濃く鮮やかで、水筆でなぞると透明水彩のように色が溶けて広がり、変化に富んだ表現が可能です。
鉛筆の代わりに
下描きデッサンで使うと色がそのまま水彩画の中に溶け込む
ので4Bなどの濃い鉛筆のように紙面にくすみも出ません。
使用感も表現の幅も透明水彩そのもので従来の蝋(ロウ)入りの色鉛筆とはまるで別物です。
水に溶かしても、溶かさなくても、部分溶かしでも違和感なく使えます。
従来の色鉛筆とどちらが良いということではなく、
それぞれの味わいを楽しむように両方とも使ってみるのが良いでしょう。
「ラ・フランス」 F2 水彩色鉛筆
「四つの洋ナシ」 F4 水彩色鉛筆
少しずつ加筆、修正、更新していきます。
…………管理人
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